ご近所の「おせっかい」が命を守る|独居高齢者の見守りについて想うこと
こんにちは。
こころ屋 代表の藤田です。
近年、北海道でも一人暮らしの高齢者(独居高齢者)が増え、
誰にも気づかれないまま亡くなってしまう「孤独死」が、決して珍しいことではなくなりました。
そんな中で私が強く感じているのが、
ご近所同士の「おせっかい」こそが、命を守る大切な見守りになるということです。
今回は、遺品整理や特殊清掃の現場に向き合ってきた立場から、
独居高齢者の見守りと、地域のつながりの大切さについてお話ししたいと思います。
独居高齢者と孤独死が増えている現状
北海道もすっかり冬景色となり、寒さの厳しい季節になりました。
とはいえ、私たちは日々の現場で、変わらず熱い想いを持って業務に向き合っています。
さて今回は、独居生活をされている方々の「見守り」についてお話ししたいと思います。
近年、北海道においても例外なく、一人暮らしの高齢者が非常に増えています。
その中で、季節に関係なく孤独死が年々増加傾向にあるのが現状です。
住み慣れた家での最期と、発見が遅れるという問題
ご自身が住み慣れたお家で最期を迎えることは、決して悪いことではありません。
しかし、
誰にも気づかれないまま時間だけが過ぎ、発見が遅れてしまうこと。
その結果、お身体が傷んでしまうことは、
私は現代社会が抱える大きな問題だと感じています。
今と昔で変わったご近所付き合い
かつては当たり前だった「おせっかい」
今と昔を比べると、
かつてはご近所付き合いがとても活発で、
人が人を気にかけ、助け合う関係が自然とありました。
(いわゆる“おせっかい”も含めて…笑)

挨拶だけの関係が増えた今だからこそ
もちろん、ご近所付き合いがあれば孤独死が防げる、という単純な話ではありません。
ですが、今はお隣に住んでいる方の名前も分からず、
顔を合わせても挨拶だけ、という関係が当たり前になってきています。

高齢になり一人で暮らすということ
年を重ね、高齢になり、
さまざまな事情から一人で生活するようになると、
これまで当たり前にできていたことができなくなったり、
行動範囲が狭くなっていくことも少なくありません。
ご近所の声かけが命を守る見守りになる
だからこそ、ご近所同士の声かけや交流は、
今の時代だからこそ本当に大切なコミュニケーションだと、私は思っています。

それが結果として、
孤独死を防ぐ大きなポイントになるのです。
離れて暮らす家族の不安と現実
核家族化が進み、
子どもたちが地元を離れて暮らすことも珍しくありません。
それでも、定期的に親御さんへ連絡を入れている方は多く、
本当に素晴らしいことだと思います。
ですが、
どれだけ連絡をしても電話がつながらない時――
胸が張り裂けそうになるほど不安になり、
「何かあったのではないか」と、
居ても立ってもいられなくなる方も少なくありません。
地域で見守り合う社会へ
この先、人はいつか必ず人生の終わりを迎えます。
その時に、
ご家族だけに任せるのではなく、
ご近所とのつながりがあることで、
早期発見につながり、命が救われることや、
最期に手を握ってあげられる時間が生まれることもあります。
少しでも、そんな寂しい思いをする方が減るように。
地域で助け合い、見守り合う社会を、
一緒につくっていけたら嬉しいです。

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