こんにちは。
こころ屋代表 藤田です
4月に入りました。
北海道ももう少しで桜を見ることができますね。
今回は、弊社こころ屋が遺品整理・特殊清掃を専門に作業する上で
改めて大事にしていることを皆様へお伝えしたいと思います。
遺品整理は、お家の家財をただ片づけるだけではありません。
遺品の整理はつい最近まで大切な家族が長い間生活をしてきた思い出の場所です。
どこにでもある家財や小物は、家族にしかわからないあの時の情景が
思い出される大切な時間や会話が思い出される品物。
その大切な場所へご家族の事情からこころ屋へご遺品の整理依頼を頂戴する以上
しっかりご家族と向き合い作業させていただくことが当たり前だと思っております。
昨今ではそんなご家族の思いがあるにも関わらず、自治体のルールを無視して
更にはモラルのかけらもない無機質な遺品整理作業をしている業者も大変多くなって
きていると耳にします。
同じ業界にいるものとしてこれほど悲しいことはありません。
僕は、普段から沢山のご家族とお話をさせていただきます。
遺品整理後やお焚き上げ供養に伴うお仏壇などの搬出時、簡易清掃中などに
『ご家族に寂しくありませんか?』と必ずお聞きします。
すると皆さん寂しいね・・・とおっしゃいます。
当たり前のことを僕も聞いてしまうのですが、ご家族は改めて再認識するようです。
特殊清掃も同じことが言えます。
先日、特殊清掃の依頼を受けて現地へお見積りにお伺いさせていただき
ご家族のお話をお聞きしました。
ご家族は、北海道にお住まいではなく本州に住んでおられ
今回突然の警察からの連絡で、お母さまがお家でお亡くなりになっていたとのお話。
何のことかわからぬまま飛行機に飛び乗り現地へ・・・
警察からの話では事件性はないが、お身体が激しく痛んでいる為
本人確認に時間がかかるとの事。(DNA鑑定の必要)
こころ屋へは、お家の中の臭いを取ってほしいとSOSを頂き
4日間にわたり特殊清掃作業を行わせて頂きました。
ご家族は、お母さまと3週間ほど対面することができず
一度本州に帰られ警察からの連絡を待つことに・・・
その間、ご家族はどのような気持ちでいたのか・・・
僕は、ご家族とお電話にて進捗状況等伝えながらの作業
無事作業は完了。
後日、ご家族はお母さまをしっかり送り出すことができたそうです。
その後は住み慣れた実家でご家族は、お母さまのご遺品に触れながら
そして涙を流しながら一晩過ごされたそうです。
これから少しずつ事務手続きやご遺品の確認など
行ったり来たりの生活が始まるとの事。
またこの先も力を貸してくださいと
言って頂きました。
もちろんです!!
ご家族は、まさかと思う出来事に憔悴しており
僕は、気持ちと身体の疲弊から本当に心配になりました。
遺品整理や特殊清掃は、ただやれば良いという仕事ではありません。
僕はご家族とのお話をお聞きして
情景を想像しながら遺品整理や特殊清掃作業を行います。
これからもご家族の想いそして故人の尊厳を守り大切に
して行きます!
そして少しでも遺品整理や特殊清掃に関わるご家族に前に進んでもらえるよう
全力で頑張ります!!