札幌・函館などで遺品整理、特殊清掃等のご依頼を受けて
作業をさせていただいている中で思うことがあります。
遺品整理では、あるご家族に故人の思い出話しなど伺いながら
作業していると、故人の性格や趣味等、色々見えてきて
沢山の本があると、読書が好きとか、整理先のお部屋が整理整頓されていて
几帳面さがみえたりと、その人の一面が見えたりします。
などと思っているとご家族がもっと○○しておけばよかった。という
言葉が漏れてくることがあります。
理由は、近くに住んでおらず定期的に連絡はとっていたものの
顔を見る機会も年に数回程度でもっと足を運んであげれば良かったと
お話ししてくれました。
今更おそいんですけどね。と笑顔で言ってましたがとても寂しそうでした。
その時私事ですが、その方にかける言葉も見つからず
作業に戻ってしまい情けない自分がいて後悔しています。
これからも、ご依頼者様に寄り添って喜んでもらえるよう頑張ります。
また、
特殊清掃では
ある日突然ご家族に警察などから訃報の連絡が来てどうやって地元まで
帰ってきたのかわからないくらい気が動転して、内容によっては
顔を見ることができずにお別れをしなければならなかったりする
こともあります。
それって寂しいし、悲しいですよね。
もしかしたら誰かが早めに気づいていればこんなことにはならなかったのではないか。
誰もが思う事ですよね。
夏を迎えて気温の高い日が続いています。
テレビ、ラジオでも熱中症の注意報や水分補給をうながしたりしていますが
それでも熱中症が原因で救急搬送された人の数が大勢発表されたり
そのような情報を見たり聞いたりすると遠方で生活している子供と
しては自分の親のことが心配、息子さんや娘さんは元気で生活しているかな、
身体の心配など心の中ではすごく気にしますよね。だからたまに実家に
電話をして元気かい?身体は大丈夫?と、何気なくも
心配して連絡する方も多いようです。
更にコロナ過が影響していてなおさらです。
連絡を取り合うことはとてもいいことですよね。
親御さんは子供から心配されて連絡ついでに声が聴けるととても
嬉しいでしょう。
けど、余計に心配させたくないからほとんどの親御さんは
「大丈夫」って言います。
親御さんも子供達には余計な心配はかけたくない。
これも親御さんの本音ですよね。
新型コロナウイルスの影響で、今年のお盆帰省もままならない中
実家から離れて暮らしている方々にとっては、心配事としていつも
付きまとうと思います。ですから近隣の方々とのコミュニケーションが
確立しているか(お互いに声の掛け合いをしているか)、定期的に
民生委員の方が見回りをしてくれているかなど、離れて住んでいても
家族間でしっかり確認しあって見守りの体制を構築するとお互い
元気で安心した生活を送れると思います。
更には最近見守りをする機械(システム)なども出てきているようです。
子供の立場から、遠方からでも親を守る、守れる方法、行動してみて
はいかがでしょうか?