こんにちは。
こころ屋 藤田です。
先日、函館市にて遺品整理・特殊清掃作業をさせて頂きました。
ご依頼者様よりご相談を受けて、ご訪問しお見積りをさせて頂きました。
お部屋に入室すると、和室で倒れていた状況がうかがい知れることができました。
おそらく隣の洋室のベッドから和室を通って玄関に向かう途中で倒れてしまったと見受けれらました。
色々な状況から時間の経過から発見が遅れてしまい、ご家族も故人様の顔を見ることは叶わなかったそうです。
この度、ご依頼者様より遺品整理・特殊清掃のご依頼を賜り、3日間工程での作業となりました。
初日はご遺品の整理作業。
思いのほかシンプルな生活をしていたようでした。
家財類もそれほど多くはなく、貴重品などの発見もあり、ご依頼者様へご報告も合わせスムーズに進んで行きました。
ただ、私が個人的に気になったことがありました。
それは、お見積り訪問時に感じたのが、居間のテーブルの真ん中に血圧計があり
故人様は血圧が高かったのか、日頃から気にされていたと思われる。
しかし、血圧が高いとしたらなぜ薬が無いのだろう?
疑問が残りましたが、そのような事もこの度の原因の一つではなかったのではないか?
そして、故人様はお勤めをされていない事、公共料金などは全て引落されていた事、近隣とのコミュニケーションが無かった事などが発見の遅れにつながった要因と思われます。
こころ屋は残りの2日間で特殊清掃作業に入り、スタッフ一丸となってご依頼者様、そして、故人様のご冥福を祈りながら作業を進め完全消臭作業完了となりました。
作業が終わり改めてお部屋全体を見渡すと、床や窓付近は痛み等が多く見うけられました。
お身体の事も含めご自身はSOS発信をすることもできないくらい辛い状況だったのか。
こころ屋としても想像する事しかできませんが、もし、早めのSOSを発信していたら、このような事は起きなかっただろうと、勝手ではありますが感じてしまいます。
今回の作業をきっかけに、こころ屋では改めて孤独死者数を調べてみました。
孤独死者数の約8割が高齢者
高齢者の孤独死、推計年間6.8万人 今年1~3月に1.7万人確認 孤独・孤立の問題への対策をめぐり、政府は13日、今年1~3月に自宅で亡くなった一人暮らしの人が全国で計2万1716人(暫定値)確認され、うち65歳以上の高齢者が約1万7千人で8割近くを占める現状を明らかにしたとの事。 年間の死者数は約6万8千人と推計される。とあります。(Google調べ)
このように全国の推計人数ではありますが、年々増加傾向にあることは間違いありません。
前回もこころ屋のブログでお伝えしておりますが、今年も酷暑の予想がされております。
重ねてお伝え致します。