こんにちは。 こころ屋 代表 藤田です。
6月にして真夏日の函館です。
汗だくになって働いております。
先日、提携先である葬儀会社様からのご紹介で
孤独死現場でのゴミ屋敷清掃・遺品整理をさせていただきました。
お部屋の中のゴミは腰まで達していましたが、生前から電気・水道が止められていたようで、トイレも水を流すことができず、便器内は汚物で満杯になり、その周りに汚物の入ったバケツがいくつも放置されていました。
まずは、遺品整理作業をする前日にオゾン燻蒸作業です。
色々な事情があったにせよ、非常に壮絶な状況にありました。
私は遺品整理作業が終わるまでの間にたくさんの事を考えてしまいます。
楽しい人生だったのか?
笑えていたのだろうか?
苦しい人生だったのか?
闘病していたのだろうか?
食事は取れていたのだろうか?
どこで寝ていたのだろうか?
このゴミが溢れる前に改善することはできなかったのだろうか?
毎回のことではありますが、今回も色々なことを考えさせられました。作業をしている私たちでさえ、奥深いところから出てくるご遺品に手が止まることもたびたびありました。
そして、今回の作業時のお立合いについては、ご遺族様はお部屋の中には入らず、確認もできない。との事でした。
そう言われるご遺族様の心情はとても理解できます。
お立合いができない場合は後日、お写真にて作業前・作業後のご報告をさせていただくのですが、今回はご遺族様のお気持ちを考え、口頭のみでのご報告とさせていただきました。
お部屋のいたるところから、小銭がたくさん出てきました。
作業しながらの、不用品と小銭の分別がとても大変でした。
ご遺族様に安心して受け取っていただくために、一時間かけて洗浄をし、さらに特殊な薬剤を使用して除菌をしました。そのあと3日間乾燥をさせているところの画像です。その他の年金手帳や通帳と一緒に書留にて郵送させていただきました。
今回の作業だけではなく、老若男女関係なくゴミ屋敷や孤独死が起きていることは言うまでもありません。
金銭的な問題やネグレクトが原因による放任。または病気や人間関係など・・・・
お互いに声を掛け合う。助け合う。
「心の密」という行動がこれから更に求められる時代だと私は強く思います。
お客様の笑顔のために・・・こころ屋 藤田でした。
こころ屋はご遺族様の精神的不安を少しでも取り除けるよう、
ご相談・お問い合わせは24時間365日お受けしております。